Kiwi.comの評判ってどうなの？実際の体験+海外航空券の安全性についての評価・口コミ

はじめにKiwiの評判は良くない。普段、海外旅行をする人でもあまり耳にすることのない会社であり、この時点で選択肢に入れるのはおすすめできない。「聞いたことがない」「日本の会社ではない」これらに当てはまるサービスを使うとトラブルに合う可能性はグッと上がる。

格安航空券サイトのKiwi（チェコの会社）を使うのはやめておいたほうがいい。実際に使ってハラハラした。サイトはちゃんと日本語にローカライズされてるけど、サポートの電話番号（国内）はすでに使われていないし、姓名が逆で予約取られてるし。安物買いの銭失いになりかねない。

— Kiyos_ana (@Kiyosana) April 30, 2024

もちろんスムーズに乗れているケースの方が多いが、Kiwiの口コミで検索するとトラブルの例がこれでもかというほど出てくるので、信頼性は低いと言わざるを得ない。

外国の会社であっても、日本でしっかり事業を行っている会社であれば安全性は担保されるが、Kiwiはそうではなく日本語のサイトがあるだけなので、もしカスタマーサポートを使う場合は英語を使う必要がある。また文化的にも日本とは違うので、求める返答を貰えない可能性もある。

スカイスキャナーで航空券取得。kiwiというサイトで予約してみた。
予約番号を公式サイトで確認したところ、行きの便がなぜかキャンセルされてた！！
カスタマーサービスに英語での電話。骨が折れる。原因調査してメールするねと言われたが、出発もう2日前なんですけど！！

— KIN🇦🇺 (@kaesan75252988) October 1, 2023

これに関しては消費者庁や国民生活センターも注意喚起しており、知らずに予約した人がトラブルに巻き込まれるケースが後を絶たない。

国民生活センター ~2023年公表 航空券のトラブル~

日本語表示のサイトでも、海外の事業者が運営している場合が多くあります。予約や購入は日本語でできても、事業者とのやりとりは日本語では難しい場合があります。カスタマー対応の電話窓口を設置していても、日本語対応時間が日本の時間帯に合わない場合や、音声ガイダンスは日本語でもオペレーターは日本語対応ではない場合もあります。また、日本語での問い合わせをメールで送っても、英語で返信がくる場合や、日本語でやりとりができても定型的な回答が繰り返される、返信内容が画一的で交渉が円滑に進まない場合もあります。

日本に営業所等を持たない海外の事業者の場合、日本の旅行業法の適用がないと考えられます。 トラブルになった場合、旅行業法に基づく標準旅行業約款の考え方をもとに、海外事業者に対応 を求めることは難しいと考えられます。

このように利用者の口コミ、そして国からの注意喚起を素直に受け止めるなら他のサイトを使った方が良いだろう。次の項目ではKiwiに変わる安全な選択肢を紹介していく。

まず大前提として、第三者におすすめする際に、よくわからない会社のサービスを推すのは難しく、これは旅好きの知り合いに聞いても同じだろう。やはりトラブルに遭われると困るというのが本音であり、Kiwiはその可能性がある以上おすすめはできない。

では、他の選択肢は何が良いかというと「日本の会社であること」「大きな会社であること」この2つを満たせば好きなところを選べば良い。聞いたことのある大手であればまず間違いない。これは先ほどの国民生活センターの注意喚起にも書かれている点だ。

旅行予約サイトを利用する前に、運営を行っているのは日本の事業者か海外の事業者かを確認しましょう。旅行業法上の登録を 受けている場合は、旅行業登録票に記載された登録番号や登録年月日がウェブサイト上に掲示されていますので、合わせて確認しましょう。

航空券だけを求めるなら、HISが運営する「サプライス」がサービスとしては最も近い。こちらもオンラインで海外航空券の予約に特化しており、大手の安心感があり安全性もしっかりしている。

サプライスの評判ってどうなの？実際に利用した体験｜合計7回の評価

実際に何度も利用しているが特に問題は起こらず、当サイトからも多くの人が利用している。きめ細やかサポートはないが、トラブルなく航空券の予約だけできれば良いなら最も適しているだろう。

予約前にKiwiの評判について調べている人は、リスク管理をしっかりしているといえる。航空券のトラブルに合う人の多くは、評判を調べずに安いから買ったという人がほとんどで、口コミでも評判を知っていたら使わなかったという書き込みが多く見受けられる。

海外航空券は高価な買い物だ。LCCを除けば、東南アジアで5万円、ヨーロッパやアメリカであれば15万円、ビジネスクラスになれば50万円もする。このような数万円もするものをよくわからない会社から購入することは、他のものでは絶対しないだろう。

例えば、15万円もする冷蔵庫を、届くか届かないか分からない会社から購入する人はおらず、一般的には家電量販店から保証も付けて購入する。冷蔵庫が届かなくて家族に怒られるのは想像に容易く、これは航空券でも同じだ。当日空港へ行くまでヒヤヒヤするのではなく、予約した時から帰国まで存分に海外旅行を楽しんで欲しい。

Kiwiの口コミは良くないということはわかったが、実際に使ってみるとどうなのか？2025年に利用してみので、その流れを紹介していくが、結論としては…特に問題なかった。

序盤でも紹介した通り、運が悪かったり記入ミスなどをしなければ、スムーズに乗れているケースの方が多い。だからといって”おすすめはできない”が、格安航空券で1人での利用であれば、やむなく使うのはありだ。それでは、予約から搭乗までの流れを見ていく。

予約中に感じることは、とにかくオプションを勧めてくる。今回は検証も兼ねて全く入らずに予約をしたが、普通の人なら1つや2つ入りそうなくらい何度も勧めてくる。そして、どれも料金が安く、こちらも補償や払い戻しなどと書かれて2,400円程度なので、払っても良いかなと思える額だ。

しかし、注意しなければいけないのは、このようなオプションに入ったが、払い戻しなどがされないという口コミを頻繁に見かける。安さなどもあり一定の人が入ってしまうのだろうが、あまり機能しているとは思えず、オプションに入るのなら日本のサイトに切り替えた方がよっぽど良い。

そんないくつもあるオプションをくぐり抜けて予約完了に漕ぎ着けた。今回は1人の利用、そして片道1.5万円の格安航空券なので、最悪取り消しになってもいい条件で臨んでいる。

予約が完了するとメールが届く。海外サイトはこのメールが届かないケースもあるが、今回のKiwiでは問題なく届いたので、まずは一安心だ。最初の段階では予約処理中となっている。

その20分後に予約確定のメールが届いた。更にeチケットのダウンロードも可能になり、これでほぼ大丈夫という状態になった。

最後にもう一通すべての予約完了のメールが届き終了。ここまで最初のメールが届いてから35分なので、スムーズに進んでいるという印象。Kiwiは予約の段階でそれほど問題は起こっておらず、返金やカスタマーセンターとのやり取りで評価を落としている。その為、欠航などなく、このまま飛行機に乗れれば特に問題が起こることはないだろう。

当然だが、Kiwiから郵便で資料や航空券が送られてくることはないので、自分でパスポートやeチケットなど必要なものを確認して空港へ向かう。

パスポート、そして必要であればeチケットを提出する。ちゃんと予約が通っているかどうかの場面だが、今回は特に問題なかった。ここで2人、ましてや家族であれば、かなりドキドキする場面なので、精神的なことを考えると1人での利用は守った方が良い。

無事に出発ゲートに到着。さて、Kiwiを使ってみた感想だが、思った以上にスムーズ乗れた。悪い口コミが目立つが、一方で問題なく乗れたという口コミも多く、今回はその良い方にあたった。

ただし、これはあくまでも1回の利用なので、何度も使わないと安全性はわからない。基本的には、ダメになってもかまわないと思える、1人旅+格安航空券で使うのがおすすめだ。

Kiwiは、日本に拠点を置いていない点や、利用者の口コミなどからおすすめはできない。これは国民生活センターも注意喚起している点で、日本語対応や日本の旅行業法が適用される日本の会社を使うのが無難といえる。特に家族旅行、友達や恋人との旅行ならなおさらだ。

おすすめはできないが、「1人旅」「1,2万円の安い航空券」「バックパッカーのような旅行」「とにかく節約したい」これらに当てはまるならKiwiを使っても良いかもしれない。リスクはあるが、損害は大きくならないので許容できるだろう。これに1つでも当てはまらなければ、安全な会社を利用することをおすすめする。